カラス、なぜ鳴くの

 おたふくのチーは熱や痛みはひどくないものの、逆の耳の下も痛くなってしまったので休みが長引いている。結局泣き顔で毎朝一人バスに乗っていくマー。今日もバスを待っていると、昨日お泊まりしたチーが、おじいちゃんと一緒に見送りに出てきた。
 カラスがびっくりするような声で「カアー、カアーッ」と鳴いた。
「マーちゃんほら、カラスさんが『がんばれ、がんばれ』って言ってるよ」と励ます。
すかさず、チーが
「チガウヨ、『バーカ、バーカ』って言ってイルンダヨ」(ムッカ〜!!台無し!!)
これにはおじいちゃんも大笑い、でも笑ってる場合じゃないのよ、本当にマーは必死なんだから・・・。後で聞いた話だと、朝ご飯をなかなか食べようとしないチーにむかって、カラスの鳴き声を聞いたおばあちゃんが、
「ほら、チーちゃんのおバカさん、ってカラスが言ってるよ」というようなことを言ったらしい。
ちゃんと聞いていて素直に言っちゃうところが子供だねぇ。
 
 マーは帰ってくる時はいつも笑顔。朝もこんな笑顔で行くようになるのはいつのことだろう。早く2人揃ってにぎやかに行ってくれないかなあ。