泣かない!

 マーがどうも園で1日1回はめそめそしているらしい、というのは本人の自己申告でわかっていたものの、おとといの家庭訪問で先生もそうおっしゃっていたので、ため息。いつになったら、あの仕切りやマーチャンになるのだろう。この子は本当に新しい環境になじむのに時間がかかるんだなあ。
 わたしが家にいるようになってから、おばあちゃんちに泊まる回数もぐんと減った。しばらくお泊まりから遠ざかっているのでそろそろ泊りたい様子の2人。「ネエ、バーバっちにオトマリしてもイイ?」とおうかがいをたてるマーに向かってパパのきつい一言。「明日泣かなかったらお泊まりしていいヨ」(さあ、どう出る?マーチャン)「マーちゃん、バーバっちにトマリタクナイモン」(そうきたか〜、無念・・・)自信のない気持ち、うそをつけないところがこの子らしいところかな。それにしてもやっぱり涙がでちゃうんだね、マー。
 ところがところが今日バスから降りてくるなり、「ママー!!ナカナカッタヨ!!」とうれしそうに報告!大奮闘したんだ。「わあ!すごい!マーちゃんがんばったねえ、これでお泊まりできるよ、パパに教えなくちゃ」と言って、放課後を見計らってパパの携帯に連絡させる。にこにこ顔でなにやら楽しそうに話をしている。今日をきっかけに1つクリアーできるといいんだけれど。
 ところでところで、その晩も次の晩も「お泊まりしたい」という願い出なし。「マーちゃん、お泊まりしないでいいの?」「ウン、イイノ」な〜んだ、本当に泊まる気なかったのかもしれない。