パールくんが家の子になるまで物語 その5


だったら作戦その3 予想 おばあちゃんに手紙を書く。必死な思いを書く。かわいい字で書かれた手紙を読み、目に入れてもいたくないほどカワイイ孫の願いをきっと聞き入れてくれるだろう。チーがこんな手紙を書きました。「ばあばへ 犬をかわせてください。おとうとみたいにかわいがってせわをします。小さいころママがめんどうをみなくてばあばが大へんだったのは分かるけどそのせいでちーちゃんたちがかってもらえないのはいやです。今からかって長生きすればちょうどチーちゃんたちが高校をそつぎょうするころまでいっしょです。おもいでができます。パパもメタボぎみなのでみんなでさん歩にいくといっています。ちゃんとおせわもします。おさん歩、ブラシかけ、えさやり、しつけ、あそぶ、うんことり、こやのそうじ、シャンプー、さびしがったときはいっしょにねます。犬をかってください。おねがいします。どうかかんがえなおしてください。」

結果 「・・・ねえ、ばあば、お手紙書いたんだけど・・・」「何?どうせ犬のことなんでしょ、読まない読まない」・・・泣きそうな顔で戻ってくるチー・・・

考察 本当に犬を飼いたくないんだ、もうこりごりなんだ・・・絶望的・・・あきらめるしかないか・・・いや、あきらめられない、もうあの手を使うしかないか・・・