娘たち9歳


こんなに小さくてかわいかった双子が、9歳になりました。
うーん、短かったような、長かったような・・・。
「双子で大変だったでしょう」とよく言われますが、
いきなりの双子育児で一人育児と比べることもできず、
周囲の温かい手助けもあって、どうにか乗り越えてきました。
なかなか子どもに恵まれず、やっと授かったといううれしさと
命を落とすほどの大難産で6リットルの輸血をした、という
経験が、この二人を大事に育てよう、多少の困難も死ぬことに比べれば
へっちゃらさ、という勇気と励みになりました。
私の母は今でもこの日のことを思い出して泣きます。

目が覚めたら、体中にいろいろな管がつながっていて、
もちろんまだ輸血もしていて、「いったい何?」の世界でした。
死ぬところだった、と聞いて(しかし本当の峠はこの三日後だったことが後から
わかりました)自分自身もびっくりしました。
今でもよく思い出します。死ぬって、あのまま何もわからないまま、
あっちの世界へいってしまうこともあるんだろうか、自分が死んだってことに
いつ気づくんだろうか・・・なんて。

毎年夏休みの終わりが近づくと、あ〜、学校が始まるのか、
ちょっと憂鬱、なんて思うことがあるのですが、
24時間テレビで障害を持った方や、幼い子どもを病でなくしたご夫婦などが
必死で闘っている姿を見て、自分の甘さにあらためて気がつくのです。

さてさて、9歳の誕生日にそれぞれが選んだものをご紹介しましょう。
チーちゃん、「クロックマン

おしゃべりするかわいい時計で、しつこいチーちゃんはボタン押しまくり。
あまり続くと「ガマンニモ限度ガアルヨネ」とクロックマンさまの怒りにふれることになり
そのあとしゃべってくれません・・・

マーちゃん、「貯犬箱」

お目当てのものが見つからず、お店の棚を見て歩いているうちに
たまたま見つけた貯金箱ならぬ貯犬箱、コレが大ウケだった!
お皿にお金をのせると、飢えた?ワンコがガツガツとお金を
食べる、そしてお皿はあっという間に空に!
実はお金がすきまに滑って落ちるしくみなんだけどね。
しかしすさまじい勢いで食べる食べる、
パールもこれくらいガッついて食べてくれるといいんだけれど。
朝が少しずつ涼しくなってきて、とてもうれしそうな
パールです。